ヤマメは、サケ科に属する淡水魚で、日本の渓流に生息している。パーマークと呼ばれる小判型の斑点が体側に並んでいるのが大きな特徴だ。これは幼魚期から見られる模様で、成魚になっても消えないことが多い。
ヤマメは冷たくきれいな水を好み、源流に近い上流域でよく見かけることができる。イワナと生息域が重なることもあるが、一般的にイワナよりも下流域に生息すると言われている。成長するとサクラマスとして降海するものと、一生を川で過ごす陸封型のものがいる。釣り人にとっては、その美しい姿と引きの強さから、人気のターゲットであり、「渓流の女王」とも呼ばれている。しかし、近年は生息環境の悪化や乱獲により、個体数が減少している地域もあるため、保護活動が重要視されている。

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