フライのパーツ名称

フライフィッシングのフライは、様々な素材を組み合わせて作られていますが、主なパーツは以下の通りです。

  • フック (Hook): フライの土台となる金属製の釣り針です。魚を掛ける部分であり、フライのサイズや形を決定します。
  • スレッド (Thread): フックに他の素材を巻き付けて固定するための細い糸です。フライの基礎を形成し、色によってはボディの一部としても機能します。
  • テール (Tail): フックの曲がりの部分に付けられる素材で、昆虫の尾や魚のヒレなどを模倣します。動きを出す役割もあります。
  • ボディ (Body): フライの胴体部分で、昆虫の腹部などを表現します。ダビング材、シェニール、クイルなど様々な素材が使われます。
  • リブ (Rib): ボディの上に巻かれる細い素材(ワイヤー、糸、ティンセルなど)で、ボディに節(セグメント)をつけたり、耐久性を高めたりします。
  • ウィング (Wing): 昆虫の羽を模倣する部分です。垂直に立てたり、後ろに倒したり、平らに取り付けたりと、フライの種類によって様々な取り付け方があります。
  • ハックル (Hackle): フックの目元付近に巻かれる羽で、昆虫の脚や水面に浮くための浮力を提供したり、水中で動きを表現したりします。
  • ソラックス (Thorax): ヘッドのすぐ後ろにある、やや膨らんだ部分です。昆虫の胸部を表現し、脚や羽が生える部分になります。
  • ヘッド (Head): フライの一番前の部分で、スレッドで形を整え、最後にヘッドセメントで固めます。フライの重心や水の抵抗に関わります。
  • カラー (Collar): ヘッドの後ろに設けられる、フワッとした帯状の素材(しばしばハックル)です。ボリューム感を出したり、浮力補助の役割をしたりします。

これらのパーツは、フライの種類(ドライフライ、ニンフ、ウェットフライ、ストリーマーなど)によって使われる素材や取り付け方が異なります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました