タックルセッティング / tackle setting

タックルセッティングとは、フライフィッシングに使う道具一式を正しく組み立て、釣りができる状態に整える作業のことである。この準備がしっかりできていないと、キャスティングがうまくいかず、ラインの絡みやトラブルの原因となる。

まずロッドを各セクションに分けて組み立て、ガイド(糸通しの輪)が一直線になるように合わせる。しっかり差し込むことが重要だが、抜けなくなるほど強く差すのは避けるべきである。次にリールをロッドのリールシートに固定する。ガタつきがないようにしっかりと締め込む。

次にラインのセッティングを行う。リールに巻かれたフライラインをロッドのガイドに通し、先端にリーダーをつなげ、その先にティペットを接続する。最後にティペットの先端にフライを結べば基本のセッティングは完了となる。

状況に応じて、ドライフライ、ニンフ、ストリーマーなどフライの種類を選ぶこともこのセッティングの一部である。風の強さ、水の透明度、魚の活性などを考慮し、適切な番手のロッドやライン、ティペットの太さを選ぶ必要がある。

タックルセッティングは単なる準備ではなく、釣りの成功を左右する大切な工程である。細部まで丁寧に行うことが、トラブルの少ない、快適な釣りにつながる。

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